1948-03-18 第2回国会 衆議院 予算委員会 第9号
お聽きしたいのは、それではいくらならば食つていけるだろうかという大体の見当——もちろん正確な数字的な御答弁を今特に願う必要はありませんが、参考のために申し上げれば、全官公労の賃金專門委員の方でつくつた資料によりますと、これは加藤大臣御存じのはずですが、独身一人当りが四千六百八十二円、扶養家族一人半、消費單位が二・三としてみるといくら要るかといえば、一万七百六十九円、もしそれに税を加えるならば、一万八千三百六十四円
お聽きしたいのは、それではいくらならば食つていけるだろうかという大体の見当——もちろん正確な数字的な御答弁を今特に願う必要はありませんが、参考のために申し上げれば、全官公労の賃金專門委員の方でつくつた資料によりますと、これは加藤大臣御存じのはずですが、独身一人当りが四千六百八十二円、扶養家族一人半、消費單位が二・三としてみるといくら要るかといえば、一万七百六十九円、もしそれに税を加えるならば、一万八千三百六十四円
なお今日地方賃金專門委員會の設けられておらないとき、なおかつこの地域計數というものは、給與體系に重大なる關連があります以上、たとい暫定的にもせよ政府が一方的にきめるということは妥當でないと考えられるのであります。しかもその根據は一部組合の意見と、中央内閣の總理廳の統計局の一部の、こうした中央の資料に基いて設定したということは、輕率であると考えなければならい。